「テストが終わっても、勉強しなきゃ…とは思うけど、どうしても集中できない」――
そんな気持ち、よくわかります。だからこそ無理は禁物。
まずは「1分だけの振り返り」から始めてみましょう。ほんの少しの行動でも、次への一歩に変わります。
この記事でわかること
- テスト直後にやる気が出ない場合の対応策
- 「1分振り返り」で気軽に始められる振り返り方法
- 成績UPにつながる具体的な改善ステップ
- 習慣化のための「振り返りノート」の使い方
- メンタルケアでやる気を取り戻す方法
目次
1.まずは“1分振り返り”から始めよう
- テストの問題用紙・解答用紙を準備し、1科目ずつ「1分だけ見る」
- 問題ごとに「できた」「できなかった」と印をつける
- 間違えた問題を軽く見返してみるだけでもOK
この“1分振り返り”は、アメリカの教育現場で生まれた「ワンミニットペーパー」という手法がもとになっています。
研究では、短時間でも振り返ることで「自分の理解度を意識する力(メタ認知)」が高まり、学習効果や成績向上にもつながるとされています。
短く・簡単・自由にできるからこそ、「やる気が出ないとき」でも始めやすく、継続のきっかけになります。
2.間違い・正解の両方を見直そう
- 間違えた問題をノートに書き出し、原因ごとに分ける
- 正解した問題も「なぜ正解できたか」「本当に理解しているか」を考える
3.原因別に具体的な改善策を立てよう
原因タイプ | 対応策例 |
---|---|
ケアレスミス | 見直し時間を必ず確保する (例:解き終わったら5分見直しをする) |
理解不足 | 教科書やワークを再確認し、先生に質問する |
時間不足 | 時間を計って解く練習をする |
4.改善策を”振り返りノート”に書こう
【振り返りノートとは?】
特別なノートはいりません。使いかけのノートやルーズリーフでOK。
「振り返り→目標→実行」のサイクルを記録していくものです。
やることは、たった3ステップ!
- ステップ1 振り返り
- (内容)間違えた問題とその理由を書く
(例)英語:単語のスペルミス → 練習不足
- ステップ2 目標設定
- (内容)直したいことを1つ決める
(例)「次の小テストでスペルミス0にする」
- ステップ3 実行&チェック
- (内容)実際に行動に移す
(例)「毎日10問単語練習をする」
ポイント
- 1科目、1つの課題から始めてください。
- 「できたら○をつける」「できなかったらもう1回」が習慣化のコツです。
- 少しでも「できた!」と思えることが、続ける力になります。
5.やる気が出ない時の過ごし方
テストが終わった直後、やる気が出ないのはあなただけではありません。
脳も心も疲れているから当然のことです。
大切なのは「どう過ごせば回復できるか」を知っておくことです。
【1】まずは“ホッとする時間”を確保しよう
- テストが終わった直後は「頭を休める期間」にしても大丈夫。
- 好きな音楽を聴いたり、ゆっくりお風呂に入ったり、趣味に時間を使うのもおすすめです。
- 「少し休んでもいいんだ」と自分を許すことが、次のやる気の原動力になります。
【2】“一言日記”で気持ちを整える
- 勉強のことを無理に書かなくても大丈夫。「今日は疲れた」「ちょっとだけ頑張れた」など、短く一言だけ書きましょう。
- これは「自分の感情を言葉にする練習」であり、心の整理にとても効果的です。
- 日記帳でなくても、付箋、スマホメモ、紙の切れ端でもOKです。
【3】「誰かに話す」だけでも心は軽くなる
- 「テストどうだった?」「頑張ったね」と話を聞いてもらえるだけで、気持ちが前向きになります。
- 保護者の方はアドバイスよりも“共感”が効果的です。「そうだったんだ」「悔しかったね」と受け止めるだけで、安心感を得られます。
- 学校や塾の先生も、悩みを打ち明ける相手になります。話せる相手を1人でも見つけましょう。
【4】“小さなことから始める”のが回復の鍵
- やる気が戻ってくるのを待つのではなく、「まずは机に座るだけ」「ノートを1ページだけ開く」など、小さな行動から始めてみてください。
- 脳には「動くとやる気が出る」性質があります。はじめの一歩を軽くすることで、自然と次の行動につながります。
よくある質問Q&A
-
やる気が出ない時に無理して振り返るべき?
-
無理は禁物です。気分が少し軽くなったタイミングで「1分だけ」テスト用紙を見てみましょう。小さな行動が次へのきっかけになります。
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振り返りノートって毎日書くの?
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毎日でなくても大丈夫です。週1回、週末に5分だけでも十分効果があります。自分のペースで無理なく続けられることが大切です。
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どんな内容を書けばいいの?
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「間違えた問題とその理由」「次にやること」「今日できたこと」の3つをシンプルにメモしましょう。形式は自由でOKです。
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成績がすぐに上がらないと意味がないのでは?
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学力は「理解→実践→習慣」の流れで伸びていきます。少しずつ自分を見直す習慣が、確実な成績アップにつながります。
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保護者はどう関われば?
-
「どうだった?」と子どもの話を聴くだけで十分な支えになります。アドバイスよりも共感と安心感を与えることが大切です。
まとめ
「振り返り」は、次のテストに向けたスタート地点です。最初は気が乗らなくても、「1分だけ」から始めれば、少しずつ自分の変化が見えてきます。
今、やる気が出なくても大丈夫。それでもこの記事を読んでくれたあなたは、すでに前に進もうとしています。その気持ちが、何よりも大切です。
そして、「今度こそ頑張りたい」と思っているあなたへ。努力はすぐに結果に出ないこともありますが、確実にあなたを成長させています。1つ1つの振り返りが、未来の自分をつくる力になります。
今日からまた一歩、一緒に踏み出していきましょう。
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