新たな学年が始まってから、気づけば3ヶ月半が経ちました。
2週間ほど前には1学期末テストが終わりましたが、結果はいかがだったでしょうか?
「志望校合格に向けて、満足のいく得点が取れた!」という人もいれば、「思ったよりも点が伸びなかった…」と感じている人もいるかもしれません。
そして、夏休みのスタートまであと2週間です。
中学3年生にとっては、間違いなく「勝負の夏」。この夏をどう過ごすかが、その後の進路を大きく左右します。
第1回目の配信「高校入試まであと47週間!」でもお伝えしましたが、今回は改めて、残り日数から逆算して“今やるべきこと”を一緒に確認していきましょう。
- 高校入試まであと38週間
- 中学校の12月三者面談(出願先決定に向けて)まであと20週間
- 学力テスト(総合ABC)開始まであと8週間
この記事でわかること
- 新年度スタートから38週間地点の今、受験スケジュールと今やるべきことがわかる
- 総合ABCに向けて夏休みまでに何を準備すべきか具体的に理解できる
- 夏休み中どう学ぶか、教材・時間・勉強法を具体例でイメージできる
- 全学期を通したテストラッシュに備える方法がわかる
- 道コン(北海道学力コンクール)針路確認のタイミングと活用法がわかる
進路決定に向けた最重要テストまであと8週間
「あと8週間」と聞くと、いよいよ本格的な受験勉強が始まることを実感できるはずです。
特に8週間後に実施される「総合A」の学力テストは、志望校決定に向けた重要な材料となるため、確実に対策を進めたいところです。
例えば、社会科の出題範囲を見てみましょう。
普段の定期テストでは、教科書の50~70ページ分程度が範囲になります。
一方、総合Aでは、
・歴史:全範囲
・地理:教科書の半分
・公民:前半の一部
と、教科書の総ページ数で言えば400~500ページ分。
これは、定期テストの7~8倍にも及ぶ範囲です。
普段のテスト勉強では、範囲が発表されてから2週間程度で準備する人が多いですが、終わった後には「もっと早く始めておけばよかった」と後悔の声が後を絶ちません。
つまり、7~8倍の範囲=7~8倍の準備期間(14週間以上)が理想ということ。
残り8週間では足りないことがわかります。
不足する6週間は夏休みの勉強で補おう
繰り返しになりますが、総合Aまであと8週間です。
このテストは進路決定に欠かせない資料のひとつ。にもかかわらず、理想的な勉強期間(14週間)に対し、6週間も足りない状態です。
そこで、不足する6週間分の学習時間を夏休みでしっかり補うことが大切です。
この夏を“本気の夏”に変えることで、総合Aはもちろん、秋以降の模試や三者面談にも自信をもって臨めるようになります。
夏休みの学習について
注目すべき点はいくつもあります。どのくらい行うのか、何を使うのか、実際の勉強の進め方など……
それぞれのポイントをまとめました。是非参考にしてみてください!
塾に通う生徒は、授業が3時間半、さらに事前課題や宿題も含めて1日約6~7時間の学習をしています。
家庭で勉強する人も、同じくらいの時間を確保するのが理想です。
- 各教科ごとに1冊、受験専用の教材を用意しましょう。
- 5教科セットなどのまとめ教材は内容が薄いことが多いため、できれば避けましょう。
- 各教科ごと1冊の教材のほかに、最終チェック用教材として、書店やネットで手に入る『道コンセレクション』などは、道内入試レベルに対応していておすすめです。
1冊の教材をやり切るためには、まずページ数を確認。
次に、夏休み期間中の学習可能日数(例えば25日間)から3日ほど引いた日数(急な予定で勉強できない日もあるため)でページ数を割り、1日あたりに取り組む分量を決めましょう。
勉強は「解いて→見直して→理解して→定着させる」のサイクルが肝心です。
①:問題は大問ごとに解き、その都度丸つけをする
②:間違えた問題は、必ず解説を読んで理解し、納得できるまで考えること。人に聞く、動画を見るのも有効です。
③:1~2ページごと、あるいは単元ごとに小テストを行い、自分の理解度を確認する
④:上記の流れを繰り返して前に進むこと。
※“赤ペンで直して終わり”にしてはいけません!必ず“見直し”と“確認テスト”をやりましょう!
社会や理科の用語、英単語などの暗記には暗記カードが効果的です。
100円ショップでも手に入る暗記カードを使って、自分だけの単語帳を作りましょう。繰り返し使えるので、受験本番までの強い味方になります。
中3の2学期はテストラッシュ
2学期には、以下のようにテストが連続して行われます。
・総合A(9/10)
・2学期中間テスト(9月下旬)
・総合B(10/8)
・総合C(11/6)
・2学期期末テスト(11月中旬)
※学校によっては、10月下旬に中間・期末をまとめた定期テストを実施する場合もあります。
総合ABCは志望校判断に欠かせない学力テストです。
一方、定期テストは内申点(通知表の成績)に大きく影響する大事なテストです。
どちらのテストも大切なので、どちらかを疎かにせず、バランスよく対策をしていくことが必要です。
道コンを受験してみよう
8月には、「道コン(北海道学力コンクール)」が実施されます。
・中1・中2:8月10日
・中3:8月11日
中学3年生にとっては、受験のカウントダウンが本格的に始まっている今、自分の現在地(実力)を客観的に把握する絶好のチャンスです。
もし、志望校に対して「今の実力では足りない」と感じた場合は、夏休み中に必要な対策を始めるチャンスにもなります。
また、今回の道コンを逃してしまうと、次回は11月。
これは三者面談直前の時期であり、自分の実力を知るにはやや遅すぎるタイミングになってしまいます。
ぜひこの夏、道コンを活用して自分の位置を確かめ、次の一手を考えてみてください。
まとめ
高校入試まであと38週間。
志望校を決める重要なテスト「総合A」まであと8週間。
学習量に対して、理想の学習期間(14週間)に届かない現状を、夏休みの過ごし方で取り返すことができます。
受験生にとって、この夏は本当の意味でのスタートラインです。
逆算して計画を立て、教材と方法をしっかり準備して、第一志望校合格に向けた“本気の夏”を一緒に作っていきましょう!
【お問い合わせ・無料体験授業のお申込み】
TEL: 0144-82-8011
公式LINEでのお問い合わせも大歓迎です!

コメント