入試直前にやるべき最終チェックリスト 勉強・生活・当日準備で失点を防ぐ

受験本番が近づくにつれ、「勉強しているはずなのに不安」「結局、何を優先すればいいの?」という焦りが強くなっていませんか?
特にこれからの時期は、私立一般入試のすぐ後に公立一般入試が控えており、スケジュールの管理も複雑になります。

ここで一番大切なことをお伝えします。
直前期の勝負は、「新しい実力をつける」ことよりも、「持っている力を本番で出し切る」ことです。

無理に新しい知識を詰め込むより、「解けるはずの問題でのミス」や「当日のコンディション不良」による取りこぼしをゼロにすること。これが合否を分けるカギになります。

この記事では、直前期を以下の2つのフェーズに分け、やるべきことをチェックリスト化しました。

  1. 私立一般入試まで(残り約2週間)
  2. 公立一般入試まで(私立終了後〜)

記事を読みながら、できた項目からチェックを入れていってください。それだけで「準備完了」への道筋が見えてくるはずです。

この記事でわかること

  • 私立一般入試(2週間前)と公立一般入試(1ヶ月弱)の「今」の優先順位
  • 過去問を「点数アップの源」に変える復習サイクル
  • 睡眠・食事・スマホ…点数に直結する生活リズムの整え方
  • 緊張や不安を「行動」で打ち消すメンタル管理術
  • 【保存版】前日〜当日のトラブル対応&持ち物リスト

直前期の考え方|今は「増やす」より「整える」

直前期に点数が伸び悩む原因の多くは、学力不足ではなく「準備の設計ミス」にあります。

  • 解けるはずの問題で計算ミスをする
  • 難問に時間を使いすぎて、基本問題が手つかずになる
  • 睡眠不足で、当日の集中力が続かない
  • 準備不足による焦りで、試験開始前から消耗してしまう

これらはすべて、今からでも修正可能です。
ここからは時期別に、「学習」「生活」「メンタル」「当日準備」の4つの視点で点検していきましょう。

1. 私立一般入試まで約2週間の最終チェックリスト

私立入試は学校ごとの「出題形式」に特徴があります。この時期は「慣れ」が得点源になります。
あれこれ手を広げず、志望校の形式に合わせて「戦い方」を固定するのが最短ルートです。

【学習】私立は「形式慣れ」と「時間配分」が最優先

  • 受験校の過去問に「最低3年分」触れている
    まずは最新の1年分を解き、以下の3点を分析・メモしましょう。
    ・大問の構成と配点のバランス
    ・頻出単元や、よく出る設問パターン
    ・自分が「最も点を取りやすい」解く順番
  • 過去問は「解く→直す→再チャレンジ」を1セットにする
    直前期に一番伸びるのは、「間違えた問題」をつぶした瞬間です。解説を読んで「わかったつもり」で終わらせず、以下のサイクルを徹底してください。
    原因分析:なぜ間違えたか(知識不足? 読み違い? 計算ミス?)
    対策:次はどう動くか(条件に線を引く、途中式を書く、等)
    解き直し:翌日や3日後に、もう一度「自力で」解く
  • 「捨てる問題・後回しにする問題」の基準を決める
    私立入試には難問が含まれることもあります。焦る場面で強いのは「判断基準」を持っている人です。
    ・「30秒考えて方針が立たなければ飛ばす」
    ・「最後の大問は(2)まで解いたら見直しに移る」
    ・「残り5分は必ず見直しに使う」
    このようにルールを決めておけば、本番でパニックになりません。
  • 暗記はアウトプット(思い出す作業)中心にする
    ・英単語:日本語を見て瞬時に英語が出るか?
    ・漢字:「読める」だけでなく「書ける」か?
    ・理社:用語を見て、その意味を短く説明できるか?

【生活】2週間で一番差がつくのは「朝の再現性」

  • 起床時刻を入試当日に合わせ、毎日固定する
    「何時に寝るか」よりも「何時に起きるか」を固定するほうが体内時計は安定します。夜更かしは翌日の学習効率を下げるだけなので、勇気を持って切り上げましょう。
  • 寝る前のスマホルールを徹底する
    意志の力でスマホを遠ざけるのは困難です。「仕組み」で解決しましょう。
    ・寝る60分前にはリビングに置く
    ・保護者に預ける時間を決める
    ・充電場所を寝室の外に固定し、寝室に持ち込まない
  • 食事は「いつも通り」を鉄則にする
    「カツ丼」などの特別なメニューは必要ありません。胃腸への負担を減らすことが最優先です。
    ・朝食は抜かない(消化の良いものを少量でも)
    ・初めて食べるもの、脂っこいものは避ける
    ・水分補給をこまめに行う

【メンタル】不安を消そうとせず「行動」に変える

  • 不安を紙に書き出し、対策を1行添える
    頭の中にある不安は漠然としていて大きく見えます。紙に書き出すことで客観視しましょう。
    ・(不安)数学の後半で時間が足りなくなるかも
    ・(対策)前半の計算を丁寧に解く。後半は(1)だけ取れればOKと割り切る。
    これだけで、不安は「解決すべき課題」に変わります。
  • 当日のルーティンを決めておく
    会場での行動をパターン化しておくと、緊張が和らぎます。
    ・到着したらまずトイレ → 席で深呼吸 → まとめノートを1枚見る
    ・休み時間は「次の科目の確認」を1つだけ行う(答え合わせはしない!)

【当日準備】今のうちに「物理的な不安」をなくす

  • 受験票・集合時間・会場ルールを「紙」でも確認可能にする
    スマホの充電切れやトラブルに備え、紙に印刷するかメモをして持参しましょう。
  • 持ち物を「必須」と「安心」に分けて準備
    必須:受験票、筆記用具(予備含む)、時計(会場にない場合も)、現金、ハンカチ・ティッシュ
    安心:飲み物、カイロや上着(温度調整用)、常備薬、クリアファイル、お守り
    ※何よりも「受験要項」の指示が最優先です。必ず確認してください。
  • 移動経路のリハーサルを行う
    できれば同じ時間帯に行ってみましょう。混雑具合や乗り換えのタイミングを体感しておくだけで、当日の心の余裕が全く違います。
    確認ポイント:①家を出る時刻 ②駅〜会場までの徒歩時間 ③集合場所の目印・入口

2. 私立終了後〜公立一般入試までの最終チェックリスト

私立が終わるとホッとして気が緩みがちですが、ここからの約1ヶ月弱が正念場です。
結果に一喜一憂せず、すぐに「公立モード」へ切り替えられた人が合格を掴みます。

【学習】公立は「取りやすい問題」の完答が命

  • 「取りこぼしゼロノート」を作成・確認する
    公立入試では、基礎〜標準問題の正答率が合否に直結します。過去問、模試、学校のワークで間違えた問題を1冊(または1箇所)にまとめ、直前に見直せるようにします。
  • 毎日の「固定メニュー」を淡々とこなす
    やることに迷う時間をなくすため、毎日の最低限のルーティンを決めましょう。
    ・例:英単語10分、計算10分、漢字10分、理社一問一答10分
    体調や気分が乗らない日でも、「これだけやればOK」というラインを作っておくことが心の安定につながります。
  • 時間配分の「自分ルール」を言語化する
    ・どの大問から解き始めるか
    ・1問に悩んでいい上限時間(例:30秒)
    ・見直しの優先順位(計算ミス、転記ミス、条件の読み落とし)
    これらを紙に書き出し、過去問演習で何度もシミュレーションしておきましょう。
  • 私立の反省は「1時間」で区切る
    私立の結果が良くても悪くても、公立の点数を上げるのは「これからの行動」だけです。
    ・反省点(修正すべき行動)を1〜3個に絞る
    ・公立対策のメニューに戻る
    この切り替えの早さも実力のうちです。

【生活】残り1ヶ月弱は「崩れない」ことが最大の武器

  • 起床時刻の固定を継続する
    学校が休みに入ると生活リズムが乱れがちです。試験開始時間から逆算して起床し、午前中から頭が働く状態をキープしましょう。
  • 体調管理を「基本」に立ち返る
    手洗い、うがい、換気。基本的な感染症対策を徹底しましょう。直前の体調不良は精神的にもダメージが大きいので、予防が最大の防御です。

【メンタル】緊張は「ある前提」で準備する

  • 緊張した時の「立て直し手順」を持っておく
    本番で頭が真っ白になったら、この手順を思い出してください。
    1. 大きく深呼吸を1回する
    2. 一番自信のある問題(計算や漢字など)に戻る
    3. 落ち着いてから、難しい問題へ進む
    「みんなも難しいと感じているはず」と割り切る強さを持ちましょう。
  • 「やったことリスト」で自信を積み上げる
    「できなかったこと」ではなく、「やったこと」に目を向けましょう。
    ・解き直した過去問の年数
    ・覚え直した単語のページ数
    ・計算ミスを防げた回数
    自信は気合ではなく、こうした「記録」から生まれます。毎日1行でも記録をつけてみてください。

【保存版】前日〜当日の行動マニュアル

ここは私立・公立共通です。前日と当日に「新しいこと」をする必要はありません。
淡々と準備し、いつも通りの自分で会場へ向かいましょう。

【前日】

  • 持ち物準備:すべて揃えて玄関にまとめておく。
  • 服装準備:温度調整しやすい重ね着スタイルで。
  • 学習:軽い暗記チェックのみ。「確認して安心する」ことが目的。
  • 睡眠:入浴で体を温め、早めに布団へ。眠れなくても「横になって目を閉じる」だけで体は休まります。焦らなくて大丈夫です。

【当日朝】

  • 最終確認:出発直前に「受験票・筆記用具・時計」を指差し確認。
  • 出発:想定より10分早く家を出る。
  • 会場到着:まずはトイレへ。席に着いたらルーティン(深呼吸など)に入る。

【もしものトラブル対応】

  • 電車遅延:まずは家族へ連絡 → 駅員に相談(遅延証明書) → 必要なら高校へ連絡。
  • 忘れ物:会場の係の先生に正直に相談する(貸し出し等の対応がある場合も)。
  • 体調不良:我慢せず、試験監督に挙手して伝える(別室受験などが可能な場合も)。

よくある質問 Q&A

Q1. 私立の過去問が難しくて点が取れません。解く意味はありますか? A. 大いにあります。
点数そのものより、「どの問題なら解けるか」「どこで時間を使いすぎているか」を知ることが目的です。「取れる問題」を確実に見極める練習だと割り切りましょう。
Q2. 直前に新しい問題集を買いたくなります。 A. 基本的にはおすすめしません。
新しい教材は「解けない問題」を目につかせ、不安を増幅させるリスクがあります。今持っている教材の「間違えた問題」を完璧にする方が、確実に点数につながります。
Q3. 前日、緊張して何も頭に入らない気がします。 A. それで正常です。
前日は「理解を深める日」ではなく、「これだけやったから大丈夫」と確認する日です。パラパラとノートを見返す程度で十分です。
Q4. 休み時間は何をすればいいですか? A. 「次の科目の重要事項」を1つだけ確認しましょう。
あれこれ見ると焦るので、範囲を絞ります。終わった科目の答え合わせは、気持ちが揺れる原因になるので絶対にやめましょう。

まとめ

直前期は、何か特別な魔法を使う時期ではありません。
「私立までの2週間」は形式に慣れて動きを固める時期。
「公立までの1ヶ月」は基礎の取りこぼしを徹底して防ぐ時期。

これらを淡々と実行できた人が、本番で一番強い力を発揮します。
今まで積み重ねてきた努力を信じて、まずは今日のチェックリストを1つ埋めることから始めましょう。応援しています!


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