こんにちは!中学生の皆さん、突然ですが「英検」って聞いたことありますか?学校で勧められたり、友達が受けていたりするのを見聞きして、少しは興味を持っている人もいるかもしれませんね。
でも、「英検ってなんだか難しそう…」「自分に関係あるのかな?」と思っている人もいるのではないでしょうか。
このブログ記事では、そんな皆さんの疑問をスッキリ解決!英検がどんな試験なのか、どうして中学生の皆さんにおすすめなのか、そして具体的な級の選び方や対策方法まで、分かりやすく解説していきます。
目次
英検って、そもそも何?~基礎知識をしっかり押さえよう~
◆英検は、日本で最も受験されている英語の資格試験!
英検は「実用英語技能検定」の略称で、公益財団法人日本英語検定協会が実施している英語の技能を測るための試験です。年間で約300万人もの人が受験する、日本で最も有名な英語の資格試験の一つなんです。
◆英語の4技能「読む・聞く・話す・書く」をバランス良く測定!
英検の大きな特徴は、英語の以下4つの技能を総合的に評価する点です。
・Reading(リーディング): 英文を読んで内容を理解する力
・Listening(リスニング): 英語を聞いて内容を理解する力
・Speaking(スピーキング): 英語で自分の考えを表現する力
・Writing(ライティング): 英語で文章を作成する力
これらの技能をバランス良く身につけることが、英検合格への近道であり、真の英語力向上につながるという考え方が試験に反映されています。
◆小学生から社会人まで、幅広いレベルに対応した級がある!
英検には、一番易しい「5級」から最も難しい「1級」まで、全部で7つの級があります。それぞれの級が、特定の英語レベルに対応しており、自分のレベルに合わせて受験することができます。
・5級: 中学初級程度
・4級: 中学中級程度
・3級: 中学卒業程度
・準2級: 高校中級程度
・2級: 高校卒業程度
・準1級: 大学中級程度
・1級: 大学上級程度
このように、小学生でも挑戦できる級から、英語を専門とする人でも苦戦するような級まで、幅広いレベルが用意されているのが特徴です。中学生の皆さんは、まず5級や4級、そして最終的には中学卒業レベルの3級を目指すのが一般的です。
◆一次試験(筆記・リスニング)と二次試験(面接)がある!
英検は、級によって試験内容が異なりますが、基本的に一次試験と二次試験に分かれています。
・一次試験: リーディングとリスニング、そして3級以上ではライティングの筆記試験が行われます。マークシート形式が中心です。
・二次試験: 3級以上の級で、一次試験に合格した人が受験できる面接形式の試験です。英語での質問応答を通じて、スピーキング力が試されます。
面接と聞くと緊張するかもしれませんが、これも英語でコミュニケーションをとる力を測る大切な要素です。
◆英検は、年に3回実施される!
英検は、年に3回(通常は6月、10月、1月)実施されます。チャンスが複数回あるので、もし一度で合格できなくても、次の回で再チャレンジすることができます。また、学校によっては団体で受験できる場合もありますよ。
このように、英検は単なるテストではなく、自分の英語力がどのくらい伸びたかを確認し、さらに向上させるための目標設定にも役立つ、とても良いツールです。
なぜ中学生に英検がおすすめなの?~英検のメリットを徹底解説!~
ここまでで英検の基本的なことが分かったところで、「なんで中学生が英検を受けるのがおすすめなの?」という疑問を持つ人もいるかもしれません。実は、中学生の皆さんが英検に挑戦することには、たくさんのメリットがあるんです!
英検の学習内容は、学校の教科書の内容と密接に関わっています。特に5級、4級、3級は、中学で習う英単語や文法事項が中心に出題されます。英検対策をすることで、自然と学校の授業内容の復習・予習にもなり、英語の理解度が深まります。その結果、定期テストの点数アップや、内申点の向上にもつながる可能性が高いです。
目標がないと、毎日の学習はなかなか続きにくいものです。英検という具体的な目標を設定することで、「合格したい!」という強い気持ちが生まれ、日々の学習に張り合いが出ます。級が上がるごとに、自分の成長を実感でき、さらに次の級を目指す意欲も湧いてくるでしょう。合格した時の達成感は、何物にも代えがたい喜びになりますよ!
英検の資格は、高校入試や大学入試において優遇されることがあります。
・高校入試: 多くの私立高校では、英検の級に応じて内申点に加点されたり、英語の試験が免除されたりする制度があります。公立高校でも、推薦入試の際に有利になるケースもあります。
・大学入試: 大学入試では、英検の級を英語の点数として換算したり、出願資格の一つとして認めたりする大学が増えています。
・海外留学: 将来、海外留学を考えている人にとっても、英検の級は自分の英語力を証明する有力な材料になります。
このように、英検の資格は、皆さんの将来の選択肢を広げる大きな武器となるのです。
前述した通り、英検はリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能を総合的に評価します。学校の授業では、リーディングやライディングに重点が置かれがちですが、英検対策を通じて、英語を聞いたり、話したりする練習を意識的に行うことができます。これにより、偏りのないバランスの取れた英語力を身につけることができるのです。これは、実際に英語を使う場面で非常に役立ちます。
英語ができるようになることで、自信がつき、積極的に英語を使ってみようという気持ちが芽生えます。外国人観光客に道を聞かれた時に教えてあげたり、洋楽の歌詞を理解できるようになるなど、英語学習の楽しさが倍増するでしょう。また、英検の面接試験を経験することで、人前で話すことや、知らない人と英語でコミュニケーションをとることへの抵抗感がなくなり、度胸もつきます。
このように、英検は単に「英語のテスト」というだけでなく、皆さんの学習意欲を引き出し、将来の可能性を広げ、そして何よりも自信を与えてくれる、素晴らしい挑戦なのです。
英検に挑戦してみよう!~級の選び方と効果的な学習法~
さて、英検の魅力は十分伝わったでしょうか?「よし、私も英検に挑戦してみよう!」と思った人もいるかもしれませんね。では、具体的にどの級から目指せば良いのか、そしてどうやって勉強すれば良いのか、そのポイントをお伝えします。
まずは、自分の現在の英語力に合った級を選ぶことが大切です。
中学1年生・英語が苦手な人:5級(中学初級程度)
英検の入門編です。初めて英検を受ける人や、英語にまだ自信がない人におすすめです。中学で習う簡単な単語や文法が中心です。
中学2年生・英語が普通に得意な人:4級(中学中級程度)
5級よりも少しレベルアップした内容です。教科書の内容を理解できていれば、十分に挑戦できます。身近な話題に関する英文が中心です。
中学3年生・英語が得意な人:3級(中学卒業程度)
この級から二次試験(面接)があります。中学で習う全ての文法事項が範囲となります。海外の文化や社会に関する話題も出てくるので、少し専門的な単語も必要になります。高校入試での加点対象となることも多いです。
「自分に合った級が分からない…」という場合は、英検の公式サイトで公開されている過去問を試しに解いてみるのが一番です。時間を測って解いてみて、どのくらいの正答率だったかで、自分のレベルを客観的に判断できます。少し難しく感じるけれど、頑張れば手が届きそうな級を選ぶのが、モチベーションを維持するコツです。
目標の級が決まったら、いよいよ学習開始です!いくつかポイントを押さえて、効率的に学習を進めましょう。
1. 単語・熟語を徹底的に覚える!
英検合格の土台は、何と言っても単語と熟語です。それぞれの級で出題される単語の範囲が決まっていますので、市販の「英検〇級単語帳」などを活用して、毎日少しずつでも良いので繰り返し覚えましょう。
声に出して覚える: 発音も同時に確認し、耳でも覚えることで記憶に定着しやすくなります。
書いて覚える: スペルも一緒に覚えることで、ライティング対策にもなります。
例文と一緒に覚える: 単語がどのように使われるかを理解することで、より実践的な知識になります。
2. 文法事項をしっかり理解する!
単語と並行して、文法事項の理解も不可欠です。学校で使っている参考書や、英検対策用の文法書を使って、それぞれの文法がどのような意味で、どのように使われるのかをしっかり把握しましょう。特に、3級以上では受動態や現在完了形など、中学で習う少し複雑な文法も出題されます。
3. リスニング力を鍛える!
英検ではリスニング問題の配点も大きいです。日頃から英語の音に慣れることが重要です。
英検の過去問リスニングを繰り返し聞く: スクリプト(台本)を見ながら聞き、聞き取れなかった箇所を確認しましょう。
英語の音声教材を聞く: 学校で使っているCDや、YouTubeの英語学習チャンネル、英語ニュースなどを活用し、毎日少しでも英語を聞く習慣をつけましょう。
シャドーイング・ディクテーション: 聞こえてきた英語をすぐに真似して発音する「シャドーイング」や、聞こえた英語を書き取る「ディクテーション」は、リスニング力と発音・スペルを同時に鍛える効果的な方法です。
4. 過去問・問題集を徹底的に解く!
ある程度の知識が身についたら、実際に過去問や英検対策の問題集を解いてみましょう。
時間を測って本番と同じように解く: 試験時間内に解き切る練習をしましょう。
間違えた問題を分析する: なぜ間違えたのか、どの知識が足りなかったのかをしっかり確認し、復習に繋げましょう。
解説を熟読する: 正解の選択肢だけでなく、不正解の選択肢がなぜ不正解なのかまで理解することで、応用力が身につきます。
5. ライティング・スピーキング対策も忘れずに!
3級以上では、ライティングとスピーキングの対策も重要です。
ライティング: 過去問の英作文テーマで実際に文章を書いてみましょう。書いた文章を学校の先生や塾の先生に添削してもらうと、より効果的です。意見を述べる際の定型表現や、接続詞の使い方などを覚えると、スムーズに文章が書けるようになります。
スピーキング: 過去問の面接シミュレーションをしてみましょう。家族や友達に面接官役をお願いしたり、鏡の前で一人で練習したりするのも良いでしょう。質問の意図を正確に理解し、自分の意見を簡単な英語で伝える練習を繰り返すことが大切です。
焦らず、自分のペースで着実にステップアップしていくことが、英検合格への一番の近道です。
まとめ:英検は「英語ができる自分」になるためのパスポート!
ここまで、英検がどんな試験なのか、なぜ中学生の皆さんにおすすめなのか、そして具体的な学習方法まで、詳しく解説してきました。
英検は、単に「合格」という結果だけでなく、その目標に向かって努力する過程で、皆さんの英語力はもちろんのこと、計画性や目標達成能力といった、これからの人生で役立つ様々な力を育んでくれる素晴らしい機会です。
合格すれば、自信がつき、将来の選択肢も広がり、何よりも「英語ができる自分」という大きな財産を手に入れることができます。
もし今、英語学習で伸び悩んでいると感じている人がいれば、ぜひ英検を次の目標に設定してみてください。きっと、新たな発見や成長が待っているはずです。
最初は小さな一歩からで大丈夫です。5級からでも、4級からでも、自分のレベルに合わせて、まずは一歩踏み出してみましょう。
英検は、皆さんの「英語ができる自分」になるための、頼もしいパスポートです。このパスポートを手に、英語の新しい世界へ飛び込んでみませんか?
皆さんの英検チャレンジを、心から応援しています!
【お問い合わせ・無料体験授業のお申込み】
TEL: 0144-82-8011
公式LINEでのお問い合わせも大歓迎です!

コメント