「勉強しなさい!」と言っても動かない。
注意すると口論になり、親子で嫌な気持ちになる…。
中学生の保護者なら、多くの方が経験する悩みです。
この時期の子どもは、反抗心が強くなる一方で「認めてもらいたい」気持ちも抱えています。
実は、子どものやる気を左右するのは“叱り方”ではなく“褒め方”です。
ただし「えらいね!」「すごいね!」といった小学生向けの褒め方では響かず、逆に「子ども扱いされた」と反発されてしまうことも。
この記事では、思春期の中学生にぴったりな自然で実践的な褒め方の具体例、やる気が出ないときの家庭での対応、そして自分で目標を立てられるようにする支援法までを、現場経験と心理学の知見をもとに解説します。
この記事でわかること
- 中学生に響く自然で実践的な褒め方の具体例
- やる気が出ないときに保護者ができる具体的対応
- 子どもが自分で目標を立てるための5ステップ支援法
- よくある質問Q&A
中学生に響く褒め方の基本
まずはファーストステップ。小学生と中学生の褒め方の違いはどこにあるでしょうか。
細かいポイントをお話していきます!
小学生との違い
- 小学生:「すごい!」「えらい!」とストレートに褒められると素直に喜ぶ
- 中学生:大人扱いを望み、行動や工夫を認める具体的な言葉に安心感を持つ
褒め方のポイント
- 行動を実況するように言葉にする
- 結果より努力や工夫を拾う
- 「まだ」「これから」と伸びしろを示す
- 比較せず、本人の成長に注目する
- 生活習慣の変化も自然に認める
実際に使える褒め言葉集
では、実際にどのような褒め方があるでしょうか。
例示を利用して、どのような褒め方が効果的かをお話していきます。
【自主的に勉強を始めたとき】
「もう始めたんだ。自分で動けてるのいいね。」
【間違いをやり直したとき】
「さっきの問題、ちゃんと見直してたね。ああいうのが大事なんだよ。」
【集中できたとき】
「さっき結構集中してたね。いい時間の使い方だったと思うよ。」
【工夫して取り組んだとき】
「そのやり方、自分で考えたの?いいじゃん、自分に合ってそうだね。」
【結果が出なかったとき】
「点数はまだ伸びてないけど、毎日やってたのはちゃんと見てたよ。」
ポイントは「すごい」「えらい」と評価するより、気づいたことを自然に伝えることです。
やる気が出ないときの家庭での対応
次に壁になるのは、お子様の勉強への意欲がなくなっているときの声掛けです。
頭ごなしの「やりなさい!」から、もうワンステップ先に進んだ対応をしていきましょう。
1. 傾聴から始める
「最近疲れてるみたいだけど、大丈夫?」
「勉強で困ってることある?」
→ 責めずに、心配している気持ちを伝える。
2. 小さな行動を認める
「机に向かっただけでもいいスタートだね。」
→ ハードルを下げ、行動の一歩を評価する。
3. 興味と結びつける
「これ、ゲームの確率と同じじゃない?」
「この英語、好きな曲の歌詞に出てきそうだね。」
→ 子どもの関心事と勉強をリンクさせる。
4. “15分だけ”方式
「今日は15分だけやってみよう。それで終わりにしていいよ。」
→ 「とりあえず始める」を習慣化する。
5. 習慣化の仕組みをつくる
「夕飯のあと30分は勉強タイムにしようか。」
→ ルーティン化で「やるのが当たり前」にする。
ポイントは「責めず、ハードルを下げ、やり始めることを意識させる」ことです!
目標設定を支援する方法(5ステップ)
中学生は「自分で立てた目標」にこそ意欲を持ちます。
保護者は伴走者として、次のステップで支えましょう。
① 対話で引き出す
「次のテストで伸ばしたいのはどの教科?」
「どれくらいできたら“やった感”がある?」
② 小さく区切る
「英単語50個」→「1日10個ずつ」
「ワーク全部」→「1日2ページ」
③ 可視化する
- カレンダーにチェック
- ノートの進んだページを確認
- 自作の小テストで記録
④ トライ&エラーを歓迎する
「やり方が合わなかっただけだね。次どうする?」
「半分できたじゃん。それも前進だよ。」
実力ギリギリの目標設定が理想ですが、勉強が苦手なお子様は、成功体験を作るために小さな目標を建ててみましょう!
よくある質問Q&A
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子どもが勉強せず、注意すると口論になります
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ここで感情的に叱ってしまうと、勉強への反発心はさらに強まってしまいます。まずは「最近疲れてる?」「勉強で困ってることある?」と子どもの状態を理解しようとする声かけから始めましょう。勉強以外の話題で会話を増やすのも良いでしょう。その上で、「今日30分だけ計画を一緒に立ててみない?」と小さな提案をすると受け入れやすくなります。
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努力しているのに成績が伸びません
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中学生は「点数=自分の価値」と感じがちです。だからこそ、結果ではなく「続けたこと」「工夫したこと」を評価するのが大切です。「今回は点数に表れなかったけど、毎日やっていたのはちゃんと見ていたよ」と、まずは行動や努力を認めてあげましょう。
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スマホの使いすぎが気になります
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一方的にスマホを取り上げるのは逆効果で、反発や不信感を招きます。たとえば「夜はリビングで充電しよう」「勉強中は別の部屋に置こう」と一緒にルールを作る方が効果的です。さらに、「お母さん(お父さん)も寝る前はスマホを置くことにするね」と親自身も同じルールを守る姿を見せると、子どもも前向きに取り組みやすくなります。
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塾に通わせるべき?
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塾は「子どもの目的や性格に合っているか」が最も大切です。偏差値を上げることだけを重視するのではなく、基礎固めを重視する塾もあれば、家庭学習のフォローが得意な塾もあります。
まずは体験授業を受けてみて、「この塾なら、この先生なら頑張れそう」と子ども自身が思えるかどうかを確認してください。
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子どもが「どうせやっても無理」と投げやりになっています
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「無理」という言葉の裏には、不安や自信のなさがあります。そんなときは「そんなことない!」と強く否定するよりも、「10分だけでいいからやってみない?」といったハードルを下げた提案をしてみましょう。小さな成功体験を積み重ねることで「やればできる」という感覚を取り戻せます。失敗しても責めずに「今日はここまでできたね」と一緒に振り返ることが大切です。
まとめ
中学生の学習意欲を高めるには、叱るより「自然で具体的な褒め方」が効果的です。
小学生のように「すごいね」「えらいね」と言うよりも、「見直してたね」「毎日続けてたの見てたよ」のように行動をそのまま言葉にする方が、思春期の子どもには響きます。やる気が出ないときは、まず寄り添い、小さな行動を認めることから始めましょう。さらに、目標を一緒に立て、小さく区切り、見える形で進捗を確認することで、自分から学ぶ姿勢が育ちます。保護者が“伴走者”として支えることが、子どものやる気と自立を伸ばす最大のサポートです。
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