学力テスト総合Cで結果を出す!11月6日(あと20日)からの最終戦略

【この記事でわかること】
・学力テスト総合C(11月6日)の位置づけと重要性
・残り20日で何をどの順番で勉強すべきか
・市内高校ごとの目安得点とSSデータ
・総合A・Bからの分析を活かす方法
・定期テスト(内申点)との両立方法
・短期間で結果を出すための勉強戦略

■はじめに

中学3年生・保護者の皆さん、いよいよ進路決定の大詰めに差しかかる時期です。2025年度の「学力テスト総合C」は11月6日(木)に実施されます。今日(10月17日)から数えると、残り20日です。たった20日――しかし、この20日で“結果を出せる生徒”と“悔いを残す生徒”の差がはっきりとつきます。
総合Cは、総合A・総合Bに続く志望校判定のための学力テストの最終回であり、三者面談での志望校決定に直結する最重要模試です。ここでの得点が、志望校への自信と安心をつくります。今回は、総合Cまでの20日間をどう過ごすべきかを具体的に解説します。


■総合Cとは何か:進路決定の“最終資料”

総合Cは、総合A・Bの集大成として位置づけられています。多くの生徒が努力を重ね、学力が伸びているため、平均点はA・Bよりも上昇するのが一般的です。つまり「ただ維持」では差が開く。Cでの上積みが志望校合格を左右すると言っても過言ではありません。
各中学校では、総合A・B・Cの結果をもとに三者面談が行われ、最終的な志望校が話し合われます。このため、総合Cの結果は通知表や内申点と並び、進路を決める“決定打”になるのです。


■総合AのSS換算データで見る「得点の目安」

以下は、北海道学力コンクール事務局が公表したデータ(総合Aの結果を基にした換算値)です。市内主要高校の目安を確認しましょう。

【総合A SS換算(2025年度入試・合格者平均SS)】

高校名合格者平均SS総合A得点換算
苫小牧東高SS55.3326点
苫小牧高専SS53.8312点
苫小牧南高SS44.3225点
苫小牧西高SS38.6173点
苫小牧工業SS30.7~43.195~214点
苫小牧総経SS33.6~35.5127~145点

※北海道学力コンクール事務局データ参照(https://www.do-con.com/data/index.html)

この表は「昨年度合格者の平均SSを総合A得点に換算したもの」であり、合格ボーダーを示すものではありません。ただし、志望校との距離感をつかむ上での良い目安になります。
例年、総合Bでは総合Aより平均+10点前後、総合Cではさらに「+10点前後」上昇します。つまり、Cでの目標は「Aの結果+20点」が一つの目安です。


■ここから何をすればいい?20日間の勉強戦略

①総合A・Bの結果を分析する

まず最初にやるべきは「自己分析」です。道コン公式サイトには各教科のSS換算表があります。これを使って、自分が志望校に対してどの教科でどれだけ不足しているかを数値で把握しましょう。

  • 苦手教科:何点足りないのか?
  • 解答用紙:間違えた問題はどの分野・レベル(基礎/標準/応用)か?
  • 得点を上げるにはどのレベルの問題を重点的にすべきか?

この“分析フェーズ”を1日で済ませることで、以降の勉強が格段に効率的になります。

②総合Cの出題範囲を確認する

総合Cでは、総合A・Bと重なる範囲が多く出題されます。重複範囲を優先的に復習すれば、少ない労力で得点アップを狙えます。新たな出題範囲に関しても、過去の苦手分野と照らし合わせて学習優先度を決めましょう。

③問題レベルに応じた取捨選択を

「全部やろう」とすると、時間が足りません。志望校のレベルに見合った問題までを上限とし、教材を選びましょう。例えば、東高と高専志望者は標準~やや難レベル、応用レベルまで挑戦、南高以下志望なら基礎と標準問題を完璧に固めるのが得策です。

④勉強時間を確保し、「今」動く

この20日間で差をつけるには、「量×質×早さ」です。特に平日は1日2~3時間、休日は5時間以上の学習時間を確保しましょう。「あとでやろう」ではなく、「今やる」。早く動くほど、修正と成長の時間が確保できます。

⑤模試形式の演習を繰り返す

総合C直前期は「問題演習→分析→修正→再演習」のサイクルが命です。本番を意識した時間配分で過去問や類題に取り組み、制限時間内での得点力を高めましょう。


■定期テスト対策も忘れずに

総合Cの前後1週間は、多くの中学校で2学期末テストが行われます。期末テストは通知表(内申点)に直結し、入試での評価にも影響します。総合C対策に集中するあまり、定期テストを軽視するのは危険です。

  • 総合Cの勉強=入試問題対策
  • 定期テスト=内申点対策+入試問題対策

この2つを両立することで、入試当日の“総合得点力”が完成します。スケジュールを週単位で区切り、両方を無理なく進めましょう。


■よくある質問Q&A

Q1. 総合Cで10点以上上げるのは現実的ですか?
A. 十分可能です。A→B→Cと平均点が上がるのは、全員が努力を続けている証拠。自分の弱点を重点的に直せば、10~20点の伸びは珍しくありません。

Q2. 道コンと本番の入試はどのくらい似ていますか?
A. 出題傾向・難易度ともに高い相関があります。模試で安定して得点できるようになれば、本番入試でも同等以上の成果を出せる生徒が多いです。

Q3. 苦手教科が1つだけ突出して低い場合、どうすれば?
A. その教科を「平均に近づける」だけでも総合点は一気に伸びます。特に数学は短期間でも伸ばしやすいので、優先的に復習しましょう。

Q4. 内申点が低くても学力でカバーできますか?
A. 北海道公立高校入試は学力点と内申点の合計で判断されます。入試で他者より多く得点することで、内申点の不足を補うことも十分可能です。が、当日の体調や出題内容、心理的な部分もが大きく影響することが考えられますので、十分な戦略と確実な学力で挑む必要があります。


■まとめ

学力テスト総合Cは、受験生にとって“最後の模試”であり、進路を左右する大切な試験です。残り20日間で何をするかが、合格の可能性を大きく変えます。総合A・Bの結果を冷静に分析し、出題範囲と志望校レベルに応じた勉強を着実に積み重ねましょう。自分の努力を信じ、最後の20日を全力で駆け抜けてください。私たちも全力で応援しています!


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