冬休み目前!中1・中2・中3受験生が今すべき“この時期の勉強”とは

冬休み前は、テストも終わり「次は何をすればいいんだろう」「冬休みまで少し休もうかな」と気が緩みやすい時期ですよね。
でも実は、この“冬休みまでの数週間”こそ、成績の差が最もつきやすい大事なタイミングです。

ここで方向性を見失うと、冬休みからの勉強がうまく軌道に乗りません。
逆に、今やるべきことが分かっていれば、冬休み・3学期・受験へとスムーズに伸びていきます。

この記事では、中1・中2・中3(受験生)が今まさに取り組むべき勉強を、分かりやすい手順でまとめました。
今日からすぐ実践できる内容ばかりなので、ぜひ参考にしてください。

この記事でわかること

  • 冬休み前の今、勉強の方向性を見失いやすい理由
  • 中1・中2・中3が、それぞれ今やるべき学習内容
  • 冬休みに入る前に必ず行いたい「振り返り」と「弱点整理」の具体的手順
  • 1日・1週間のおすすめ学習ルーティン
  • 冬休みを迎えるまでに整えておくべき生活習慣
  • 保護者ができるサポート方法
  • よくある質問Q&Aと、その場しのぎではない勉強アドバイス

なぜ今“方向性を見失いやすい”のか

テストが終わったこの時期、多くの中学生が「テスト終わったし、少し休もうかな」という気持ちになります。

なぜこの時期に“方向性を見失いやすい”のでしょうか。

  1. 達成感・解放感で行動が一時停止するから
    心理的に「一区切りついた」と感じ、学習のペースが途切れやすいのです。
  2. “次に何をすればいいか”を自力で判断しづらいから
    復習・冬休み準備・次学年の基礎固めなど、すべきことは多いものの、その優先順位を自分で決める力がまだ弱いため、迷いが生じます。

この時期から意識すべき4つのポイント

ここでは全学年共通で、必ず押さえてほしい指針をまとめます。

1. 「復習+準備」のセットで考える

復習だけでも、先取り(準備)だけでも不十分です。
復習で弱点を埋める → 準備で次の単元を理解しやすくするという流れを意識することで、冬休みの勉強が数倍効率的になります。

2. テストは“終わり”ではなく“次への道筋”

テスト後にぼんやりしてしまうと、勉強の目的を見失います。

【中1】中2に向けての準備
【中2】中3(受験)に向けての土台づくり
【中3】入試本番へのスイッチ
それぞれのステージで「次に何が必要か」を見据えて動きましょう。

3. 小さな勉強を“毎日積み上げる”

いきなり長時間勉強するより、「毎日10分〜20分の継続」が圧倒的に効果的です。
脳は「繰り返し」で記憶を定着させるため、休み時間や寝る前などの短い時間でも大切にしてください。
小さな積み重ねが、あとで大きな差になります。

4. 勉強の目的を“点数だけ”にせず、“理解”に向ける

テストがしばらくない今の時期は、点数だけを見ても次の行動につながりにくいのが特徴です。

だからこそ、この時期は「どこがわかっていて、どこがわかっていないのか」を基準に学習を進めることが特に重要になります。
理解できていない部分を特定する → 次の学習につなげる
という流れを常に意識しましょう。

【学年別ガイド】冬休みまでに何をすべきか

「学習の基礎」づくりが最大テーマです。

中1が今取り組むべきこと

中1は「習慣を作る」ことも大きなミッション

中2生:中3につながる“伸びしろの核”を作る時期

中2は最も差が開く学年です。

中2が今取り組むべきこと

中2は「中3を見据えた準備」が必要

中3生(受験生):ここから“本番モード”への切り替え

中3は「受験モードのスイッチ」を入れる時期です。

中3が今取り組むべきこと

【具体アクションプラン】今日からできる学習指針

ステップ1:“弱点整理リスト”を作る
もっとも効果的なのは、ノートやルーズリーフに次の項目を書き出すことです。
・苦手単元
・間違えた理由
・どう改善するか
・いつ取り組むか

これを作るだけで「何を勉強すべきか」が明確になります。
ステップ2:毎日のミニルーティン
・英単語:10語
・数学計算:5問
・理社:一問一答を5分
・前日の学習を5分振り返る
 など
わずかな時間でも毎日触れておくことで、記憶が安定します。
ステップ3:週単位ルーティン
・週1回:「弱点リスト」更新
・週末30〜60分:「苦手科目の勉強デー」を作る
・中3は週1回、学力テストや過去の道コンに触れる
(問題の一部でもOK)
ステップ4:科目別の方針
【英語】
中1・中2:文法の総整理+単語
中3:長文の読み慣れと単語力強化
【数学】
全学年:計算力+解法パターンの確認
中2・中3:関数に重点を置く
【国語】
過去の学力テストなどで記述の練習、語彙力強化
社会・理科
全学年:苦手単元を把握して“覚え直しの準備”
中3:一問一答に何度も取り組んで基礎固め

【保護者向け】今の時期にできるサポート

勉強が気になる時期ですが、「勉強したの?」「何時間やったの?」と問い詰めるよりも、“今日は何をやったのか”をそっと聞くほうが、子どもも自然で前向きになれます。

保護者:「今日の宿題とか、どんな感じだった?」
子ども:「○○はできたけど、△△はちょっと…。」
保護者:「なるほどね。気が向いたときにまた見直してみると良さそうだね。」

このくらいの距離感で、「できたところ」「つまずいたところ」を軽く言葉にしてもらうだけでも、子どもは気持ちが整理されます。

もし何からやっていいのか迷っていそうな様子なら、ほんの少しだけ方向を示すサポートがおすすめです。

保護者:「やること多そうだね。今日は“これだけはやっておこう”って一つだけ決めると楽かもよ。」

具体的な作業を課す必要はありません。“きっかけ”をそっと置くだけで十分です。

そして何より、結果よりも「続けていること」そのものを認める声かけが大切です。

保護者:「最近ちゃんと机に向かってるの、気づいてるよ。がんばってるね。」

子どもは“監視されている”より、“見守られている”という温度を感じたとき、一番力を出しやすくなります。

過度に管理したり、専門家のように指導したりしなくても、

  • 少し様子を聞く
  • 少し方向を示す
  • 続けていることを認める

“最初の一歩を軽く整えてあげる”ようなイメージで、寄り添ってあげてください。

よくある質問Q&A

テストが終わった直後、まず何をすればいい?

最優先は「弱点の洗い出し」です。
間違えた問題・曖昧な単元をリスト化し、冬休み前に軽く触れておくことで、休みに入ってからの伸び方が大きく変わります。

中1・中2でも受験を意識したほうがいい?

強くおすすめします。
特に英語・数学は積み上げ型の教科のため、中2・中3でいきなり伸ばすのは難しいからです。早めに土台をつくっておくと安心です。

冬休みから頑張れば間に合いますか?

冬休みから頑張るのはとても良いことです。

ただ、“準備ゼロ”で入ると非効率です。今のうちに基礎を整えておくだけで、冬休みの学習がぐっと進みやすくなります。

部活が忙しくてもできますか?

小さな習慣(10分学習)なら必ずできます。
時間が限られていても、毎日継続していくことで、きちんと学力につながっていきます。

まとめ


テストが終わった今の時期は、気が抜けてしまいやすい反面、実は一年を通して最も“伸びしろを作れる時期”でもあります。
中1・中2は基礎と習慣づくり、中3は受験モードへの切り替え。
どの学年にとっても「振り返り → 準備 → 小さな習慣」の3ステップが未来の成績を大きく変えます。

実際の塾の現場でも、この時期に動いた生徒は必ず冬休み後に大きく伸びていきます
ぜひ今日から、できることを一緒に始めていきましょう。

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