私立校入試の向き合い方:私立高校入試に向けて、今やるべきこと

あけましておめでとうございます。
北海道の冬はいよいよ寒さが厳しくなり、受験本番の季節を迎えました。

「もうすぐ本番だ」とドキドキしている人もいれば、「公立高校が第一志望だから、私立は通過点」と考えている人もいるかもしれません。
でも、どんな目標を持っているにせよ、私立高校入試は多くのみなさんにとって「人生で初めて経験する、本格的な入試」になるはずです。
緊張するのは当たり前。不安になるのも、それだけ真剣に向き合っている証拠です。

この記事では、長年多くの中学生の受験を見守ってきた立場から、私立高校入試に向けて「今、具体的に何をすべきか」を整理して伝えます
「何をすればいいかわからない」と迷っている時間を、「これをするぞ!」という行動に変えていきましょう。
最後まで読めば、きっとやるべきことがはっきり見えてくるはずです。

まずは相手を知ろう!私立と公立の「入試の違い」

入試対策を本格化させる前に、まずは「私立高校入試」が、公立高校入試とどう違うのかを正しく理解しておきましょう。
ここを勘違いしたまま勉強していると、努力の方向が少しずれてしまうことがあるからです。

① 学校ごとに「クセ」がある

公立高校の入試問題は、都道府県ごとに統一されています。つまり、どこの高校を受けても同じ問題を解くことになります。
そのため、教科書の内容をまんべんなく、標準的なレベルで理解しているかが問われます。

一方で、私立高校の入試問題は「学校が独自に作成」しています。ここが最大の違いです。

学校によって、「英語教育に力を入れているから、長文読解を難しくしよう」「理数系のコースは計算スピードを重視しよう」といったように、学校ごとの「特色」や「クセ」が問題にはっきりと出ます。

つまり、私立対策では
自分が受ける高校の問題傾向に合わせること
が何よりも大切なのです。

② 科目数と配点の違い

多くの地域で、公立高校入試は5教科(国・数・英・理・社)が基本ですが、
私立高校入試は学校やコースによって大きく異なります。

・3教科(国・数・英)のみ
・5教科すべて実施
・特定の科目の配点を2倍にする(傾斜配点)

など、バリエーションが豊富です。

自分が受ける学校・コースが「どの科目で受験するのか」「配点はどうなっているのか」を、募集要項でもう一度しっかり確認してください。

理科と社会がないのに、勉強に時間を使いすぎてしまった
なんてことがないように、戦略を立てる必要があります。

③ 「単願」と「併願」の意識の違い

私立高校を「第一志望(単願・専願)」で受ける人と、公立高校の「すべり止め(併願)」として受ける人では、入試に対するプレッシャーの種類が少し違います。

第一志望の人
ここで決める!という強い気持ちが必要です。
面接や作文などが重視されるケースも多いため、学力検査以外の準備も早めに行う必要があります。

併願の人
「公立の練習」と考えがちですが、ここで「合格」という結果を手にすることは、その後の公立入試に向けて大きな自信になります。
決して気を抜かず、本番の空気感に慣れるつもりで挑みましょう。


残り時間で点数を伸ばす「学習の作戦」

「入試まであと少ししかない!」と焦る必要はありません。
限られた時間だからこそ、やるべきことを絞り込むことで、効率よく点数を伸ばすことができます。

① 「過去問」こそが最強の参考書

「私立は学校ごとにクセがある」と話しましたね。
そのクセを知るための、唯一にして最大の方法が「過去問」です。
今まで習った全範囲を総復習しようとすると、時間が足りません。まずは志望する高校の過去問を、最低でも3年分、できれば5年分解いてみてください

【過去問の使い方】
・本番時間で解く(途中で止めない)
・自己採点し、ミスを分類する (知識不足/読み違い/計算ミス/解法選択ミス など)
・出題形式や頻出単元を把握する (例:「毎年必ず関数のグラフが出る」「英語の並べ替え問題が必ず出る」など)
・「同タイプの基本問題」を3問だけ解いて再発防止
・3日後に同じ大問を解き直す(短時間でOK)

この分析ができれば、「この高校を受けるなら、関数の応用問題を集中的に練習しよう」というように、やるべき勉強がピンポイントで見えてきます。これが最短ルートです。

② 「捨て問」を見極める勇気を持つ

私立高校、特に難関校の問題には、「これは誰も解けないだろう」というような難問が含まれていることがあります。
ここで大切なのは、「満点を取る必要はない」ということです。
合格ラインは学校によりますが、6割~7割程度であることが多いです。つまり、3割~4割は間違えても合格できるのです。
難しい問題に時間を使いすぎて、本来解けるはずの計算問題や基本的な語句問題を落とすことが、一番の失敗です。

「あ、これは難しすぎるな」と感じたら、勇気を持って一旦飛ばし、確実に取れる問題を先に解く。この時間配分」と「見極めの練習を、過去問を使って徹底的にやっておきましょう。

③ 内申点は「過去」、当日点は「未来」

「内申点が足りないかもしれない……」と悩んでいる人もいるでしょう。でも、今から内申点を変えることはできません。悩んでいても、1点も上がらないのです。

私立高校入試、特に一般入試では、「当日のテストの点数」が非常に大きなウェイトを占めます。
内申点はあくまで持ち点の一つ。ここからは「当日、いかに1点でも多く取るか」に思考を切り替えてください。
過去を振り返るのではなく、未来の点数を全力で取りにいく練習をする。 この前向きな割り切りが、結果的に良い結果を引き寄せます。


筆記以外で差がつくポイント

勉強と同じくらい大切なのが、面接対策と心の準備です。特に私立高校の推薦・専願入試では、面接が実施されることが多く、ここを不安に思っている人も多いはずです。

① 面接は「会話のキャッチボール」

「立派なことを言わなきゃ」と身構えていませんか?
面接官が見ているのは、あなたがどれだけ難しい言葉を知っているかではありません。
「この生徒は、うちの高校に入って前向きに頑張ってくれそうか」
「人の話をきちんと聞き、自分の言葉で伝えられるか」

を見ています。

・丸暗記はNG
 志望動機などを一言一句覚えると、 本番で一つ言葉が飛んだ瞬間にパニックになります。
 「言いたいことのキーワード」だけ覚え、あとはその場でつないで話す練習をしましょう。

・目を見て話す
 緊張して下を向いてしまうと、自信がなさそうに見えます。面接官の目(難しければネクタイの結び目あたり)を見て、ゆっくり話しましょう。

・結論から話す
「志望理由は〇〇です。なぜなら~」と、最初に結論を言うと伝わりやすくなります。
「うまく話そう」とするのではなく、「自分の気持ちを伝えよう」と思えば大丈夫です。

② 作文がある人は……

作文で求められているのは、「きれいな文章」ではありません。
・問いにきちんと答えているか
・自分の考えが書かれているか
・誤字脱字がないか
これを守るだけで、大きな失点は防げます。

③ 不安や緊張は「味方」につける

入試前日や当日の朝、心臓がバクバクすることもあるでしょう。そんなときは、「緊張しちゃダメだ」と思わないでください。
逆に、「お、緊張してきた。よしよし、戦闘モードに入ったな」と受け入れてしまいましょう
適度な緊張感は、集中力を高めてくれます。リラックスしすぎると、ケアレスミスをしやすくなるものです。
また、どうしても不安なときは、「今までやってきたこと」を形として確認してください。
使い込んでボロボロになった単語帳、積み上げたノートの山、書き込みだらけの過去問。これらが、あなたの自信の根拠です。

「これだけやったんだから、大丈夫」と自分に言い聞かせてあげてください。

④ 前日は「頭」より「体」を整える

入試直前、不安で夜遅くまで勉強したくなる気持ちは痛いほどわかります。しかし、前日に一番やるべきことは、新しい知識を詰め込むことではありません。「最高の体調で当日を迎える準備」です。

睡眠不足は、思考力や集中力を大きく低下させます。
特に数学の計算ミスや英語の読み間違いは、脳の疲れが原因で起こりやすくなります。
前日は消化の良い温かいものを食べ、お風呂にゆっくり入り、日付が変わる前には布団に入りましょう。

目をつぶって横になるだけでも、体は休まります。 万全の体調こそが、最強の武器です。


最後に:今からでも、君はもっと伸びる

最後に、私から一つだけ伝えたいことがあります。
それは、「入試当日の朝まで、学力は伸び続ける」ということです。

「もう遅いかな」なんて、諦める必要はまったくありません。今日覚えた英単語が、入試に出るかもしれません。昨日解き直した数学の問題と、同じような問題が出るかもしれません。
私立高校入試は、あなたにとって一つの「試練」かもしれませんが、同時に「大きく成長できるチャンス」でもあります。
目標に向かって計画を立て、自分の弱点と向き合い、プレッシャーの中で力を発揮する。この経験は、合否以上に、あなたのこれからの人生にとって大きな財産になります。
たとえ私立が第一志望でも、公立へのステップでも、目の前の入試に全力でぶつかってきてください。
やるべきことは見えましたか?
過去問を開くこと、体調を整えること、そして自分を信じること。
さあ、ペンを持って机に向かいましょう。 あなたの健闘を、心から応援しています。


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